ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 デ・エンテ・エト・エッセンチアDe ente et essentia 『存在と本質について』の意で,トマス・アクィナスの著書の一つ。 1254~55年頃の作。小著ではあるがトマスの形而上学ないし存在論を知るうえで重要。アリストテレスの『形而上学』の主要概念を援用しつつ,essentia (本質) と ens (存在者) の異同,それらと genus (類) ,species (種) ,differentia (種差) との関係を考察している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by