デオ・ティバ山(読み)でおてぃばさん(その他表記)Deo Tibba

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デオ・ティバ山」の意味・わかりやすい解説

デオ・ティバ山
でおてぃばさん
Deo Tibba

インド北部、パンジャーブヒマラヤ山脈のクル地方にそびえる山。サトレジ川の一支流ベアス川上流部に位置し、北東3キロメートルにインドラサン山(6221メートル)がある。標高は6001メートルとたいした高度はないが、雪を頂く円頂部が、真南に120キロメートルも離れたシムラから見えるので古くから知られた。デオ・ティバとは「神の峰」を意味する。この地方は1912年イギリスの軍人C・G・ブルースが探査したが、彼はデオ・ティバをデオティビDeotibi、インドラサンをインドラ・キラーIndra Killahとよんでいる。1939年以後幾度か試登され、1952年にイギリス隊(グラーフ隊長)が初登頂した。また1960年に日本の女性隊ブッシュ山の会(細川沙多子隊長)が第四登に成功している。

[金子史朗]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む