デュムラン(英語表記)Dumoulin, Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュムラン」の意味・わかりやすい解説

デュムラン
Dumoulin, Charles

[生]1500. パリ
[没]1566.12.27. パリ
フランスの法学者。 1552~57年宗教上の理由でドイツに滞在し,ストラスブール大学テュービンゲン大学で法学を講義した。封建制度に強く反対し,国王権力強調,またフランス各地の慣習法のすぐれた研究を行い,のちのフランス法学の発展に多大の貢献をした。なかでも,夫婦財産制について彼が主張した当事者自治の原則は,のちに契約の一般原則となるにいたった。主著"Commentariorum in consuétudines Parisienses pars prima" (1539) ,"Sommaire du livre analytique des contrats,usures,rentes constituées,intérêts et monnayés" (47~56) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android