現代外国人名録2016 の解説
デービッド ロックフェラー
David Rockefeller
- 職業・肩書
- 銀行家,慈善事業家 元チェース・マンハッタン銀行会長・CEO
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1915年6月12日
- 出生地
- ニューヨーク市
- 学歴
- ハーバード大学〔1936年〕卒,シカゴ大学卒
- 学位
- 経済学博士(シカゴ大学)〔1940年〕
- 勲章褒章
- 自由勲章(米国大統領)〔1998年〕
- 受賞
- 日米特別功労賞〔1993年〕
- 経歴
- 石油王ジョン・ロックフェラーの孫。1946年チェース・ナショナル銀行に入行。’55年マンハッタン銀行と合併してチェース・マンハッタン銀行となり、副頭取、’57年副会長、’61〜69年頭取・会長、’69〜80年CEO(最高経営責任者)を務めた。’81年以降はロックフェラー家全体の責任者としての活動に専念。’81〜95年三菱地所と共同運営のロックフェラーセンターの運営会社、ロックフェラー・グループ(RGI)会長。’96年よりロックフェラー・センター地所会長。この間、’74年日米欧3極委員会の発足に指導的役割を果たし、’77年から同委員会北米委員長。’76年の米大統領選挙ではJ.カーター大統領誕生に大きな役割を果した。しばしばアメリカ財閥の代弁者といわれ、ロックフェラー・ファミリーの中核となる。また、’78年から8年間にわたりニューヨークの日本協会(ジャパン・ソサエティ)名誉会長を務め、日米友好親善に尽力した。ニューヨーク近代美術館(MoMA)会長も務めた。引退後は様々な慈善活動に携わり、世界中に足を運ぶ。2002年自叙伝「ロックフェラー回顧録」を出版、約50ケ国で翻訳され、2007年には邦訳も出版された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報