普及版 字通 「トウ・かざし・はたぼこ」の読み・字形・画数・意味
20画
[字訓] かざし・はたぼこ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は壽(寿)(じゆ)。壽に濤・(とう)の声がある。〔説文〕四上に「翳(かざし)なり。ふ以(ゆゑん)なり」とあり、舞人が舞うときのかざしに用いるもの。〔詩、王風、君子陽陽〕に「君子陶陶(たうたう)たり 左にを執る」と歌う。旗に飾るものを旌といい、また羽(うほ)という。羽飾は邪気を祓うものとされた。
[訓義]
1. かざし、舞のかざし。
2. はたぼこ、鬼がしら。字はまた纛(とう)に作る。羽、羽毛。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 纛翳なり。の持つ、のを謂ふ 〔立〕 カケル
[語系]
・儔diuは同声。儔(ちゆう)は〔説文〕八上に「翳なり」とあって、と同訓。〔玉〕以下に儔侶の字とするが、儔侶の字にはもと疇(ちゆう)の字を用いた。古くはをもつ人を儔といったのであろう。
[熟語]
旌▶
[下接語]
旗・建・鼓・旌・纎・秉・鷺
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報