トゥピ族(読み)トゥピぞく(その他表記)Tupian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥピ族」の意味・わかりやすい解説

トゥピ族
トゥピぞく
Tupian

南アメリカ大陸に住み,トゥピ=グアラニ語族に属する言語を話す諸民族の総称ムンドゥルク族トゥピナンバ族グアラニ族などが含まれる。ポルトガル人がブラジルを占領した際,トゥピ族はアマゾン川下流,海岸地帯などを占めており,他の先住民に対して優越していた。熱帯多雨林焼畑農業を行い,河川や沿海漁業を行なった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android