普及版 字通 の解説

7画
[字訓] かわる・たがう・うたがう
[説文解字]

[字形] 形声
声符は弋(よく)。〔説文〕十下に「
(かは)るなり」とあり、代替するをいう。
・代はともに弋に従って声義を得ており、弋(いぐるみ)にものを更改する呪力があるとされたのであろう。[訓義]
1. かわる、あらたまる。
2. たがう、たがえる、わるい。
3. うたがう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
サラニ・ウタガフ・タガフ[語系]
・
th
kはともに弋(杙)ji
kに従う。
(とく)は〔説文〕六下に「人に從ひて物を求むるなり」とあって、借りることをいう。
は呪器としての弋の呪力を借り、ものを差
させて免れる意であろう。〔広雅、釈詁四〕に「
は差なり」、〔爾雅、釈言〕に「爽は
なり」とあり、みな「たがふ」と訓する字である。[熟語]
殺▶・
▶・
児▶[下接語]
衍
・懈
・
・凶
・毫
・差
・僭
・爽
・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

