普及版 字通 「トク・はこ・ひつ」の読み・字形・画数・意味
19画
[字訓] はこ・ひつ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(しよく)。に・犢(とく)の声がある。〔説文〕六上に「匱(はこ)なり」とあり、木びつをいう。〔広雅、釈器〕に「棺なり」とあり、小棺。〔説文〕にまた「一に曰く、木名。曰く、大なり」とあり、「大」は〔段注〕に「木枕」の誤りであるという。櫨(とくろ)は、ろくろをいう。
[訓義]
1. はこ、ひつ。
2. ひつぎ。
3. ぜん、ぜんだい。
4. 木の名。
5. 木枕。
6. 松は、やり。
7. 櫨は、水みのろくろ。
8. またに作る。
[古辞書の訓]
〔立〕 ハコ 〔字鏡集〕 ヌク・ハコ
[熟語]
丸▶・匱▶・食▶・蔵▶・櫨▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報