現代外国人名録2016 「トッドヘインズ」の解説
トッド ヘインズ
Todd Haynes
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1961年1月2日
- 出生地
- カリフォルニア州ロサンゼルス
- 学歴
- ブラウン大学〔1985年〕卒
- 受賞
- サンダンス映画祭ドラマ部門グランプリ〔1991年〕「ポイズン」,カンヌ国際映画祭芸術貢献賞(第51回)〔1998年〕「ベルベット・ゴールドマイン」,ベネチア国際映画祭審査員特別賞(第64回)〔2007年〕「アイム・ノット・ゼア」,カンヌ国際映画祭クィア・パルプ賞(第68回)〔2015年〕「Carol」
- 経歴
- 中学在学中から映画を撮り始め、大学では芸術と記号論を研究。卒業後ニューヨークに移りフィルム・メーカーとしてのキャリアをスタートした。1978年「The Suicide」でデビュー。その後「Sex Shop」(’83年)、カレン・カーペンターを題材にした「スーパースター」(’87年)など独特の世界を打ち出し、長編第1作「Poison(ポイズン)」(’90年)ではそのスキャンダラスな内容(ゲイ)を巡って、芸術表現の自由についての大論争を巻き起こした。のちC.ヴァションらと若い映画作家達の製作補佐を主業務とするアパレイタス・プロダクション(非営利団体)を組織。2002年の「エデンより彼方に」ではアカデミー賞4部門にノミネート。2007年には6人の俳優が各々ボブ・ディランを演じた「アイム・ノット・ゼア」で、ベネチア国際映画祭審査員特別賞受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。寡作だが米国映画界を代表するインディペンデント監督として高い評価を得ている。他の作品に「ケミカル・シンドローム」(1995年)、「ベルベット・ゴールドマイン」(’98年)、「Carol」(2015年)がある。1992年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報