アカデミー賞(読み)アカデミーショウ(英語表記)Academy Award

翻訳|Academy Award

デジタル大辞泉 「アカデミー賞」の意味・読み・例文・類語

アカデミー‐しょう〔‐シヤウ〕【アカデミー賞】

米国の映画芸術科学アカデミーAMPAS)が最優秀映画作品・俳優・監督などを選んで毎年与える賞。1927年創始。受賞者に贈られる彫像の名から、オスカー賞ともいう。
[補説]アカデミー賞を受賞した日本人・日本映画
長編アニメーション賞
受賞回(年度)受賞者・作品部門
第24回(1951)羅生門」(黒沢明監督)名誉賞
第27回(1954)地獄門」(衣笠貞之助監督)名誉賞
第27回(1954)和田三造(「地獄門」)衣装デザイン賞
第28回(1955)宮本武蔵」(稲垣浩監督)名誉賞
第30回(1957)ナンシー梅木(「サヨナラ」)助演女優賞
第58回(1985)ワダエミ(「乱」)衣装デザイン賞
第60回(1987)坂本竜一(「ラストエンペラー」)作曲賞
第62回(1989)黒沢明名誉賞
第65回(1992)石岡瑛子(「ドラキュラ」)衣装デザイン賞
第71回(1998)「ザ・パーソナルズ」(伊比恵子監督)短編ドキュメンタリー賞
第75回(2002)「千と千尋ちひろの神隠し」(宮崎駿はやお監督)長編アニメーション賞
第81回(2008)「つみきのいえ」(加藤久仁生監督)短編アニメーション賞
第81回(2008)「おくりびと」(滝田洋二郎監督)外国語映画賞
第87回(2014)宮崎駿名誉賞
第90回(2017)辻一弘(「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」)メーキャップ・ヘアスタイリング賞
第92回(2019)カズ・ヒロ(「スキャンダル」)メーキャップ・ヘアスタイリング賞
第94回(2021)「ドライブ・マイ・カー」(浜口竜介監督)国際長編映画賞
第96回(2023)「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)長編アニメーション賞
第96回(2023)
「ゴジラ-1.0マイナスワン」(山崎貴監督)視覚効果賞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「アカデミー賞」の意味・読み・例文・類語

アカデミー‐しょう‥シャウ【アカデミー賞】

  1. 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] Academy Award の訳語 ) アメリカの映画賞。一九二七年創始。アメリカ映画芸術科学アカデミーが、毎年一回、最も優秀な作品、俳優、監督などに対して授与する。オスカーと呼ばれる男子の立像を与えるところから、オスカー賞とも呼ばれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アカデミー賞」の意味・わかりやすい解説

アカデミー賞
あかでみーしょう
Academy Award

アメリカの映画業界団体「映画芸術科学アカデミー」The Academy of Motion Picture Arts and Sciences(1927年5月設立)が授ける映画賞。第1回の授賞式は1929年5月16日に開催され、1927/1928年の公開作品を選考対象として、作品賞、芸術作品賞、ドラマ映画監督賞、喜劇映画監督賞、主演男優賞、主演女優賞、原案賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、技術効果賞、字幕タイトル賞、そして名誉賞の表彰が行われた。選考対象の範囲が暦年となったのは、第7回(1934年が対象)から。また第1回の際には、受賞者は授賞式の3か月前に明らかにされていたが、第2回以降は授賞式の夜に報道機関に通達と改められた。さらに第13回の授賞式から、当日の会場だけで授与直前の発表との方式が採用され、この方法が以後、維持されている。映画賞としては抜きん出た権威と一般的な知名度・注目度があり、毎年2月下旬(1940年代から1990年代までは3月下旬ないしは4月上旬)に開かれる授賞式は、アメリカ映画界最大の年中行事となっている。受賞者にはオスカーというニックネームで知られる、黄金の男性裸像が与えられる。

 アカデミー賞の特徴は、映画芸術科学アカデミーのメンバーの投票によって決定されることである。しかもメンバーになれるのは、アカデミー側から映画産業での実績あるいは映画産業への貢献を認められて、招請された者のみ。ちなみに、『もののけ姫』や『千と千尋(ちひろ)の神隠し』の宮崎駿(はやお)監督は、招請されたもののメンバーになることを断わっている。なおメンバーの投票で決定されるのは、厳密にはアカデミー賞のなかでも作品における業績を称える優秀アカデミー賞The Academy Award of Meritである。優秀アカデミー賞として表彰される部門は、映画産業の状況の変化に伴い変遷があるが、2012年公開作品を対象とした第85回(2013年)で表彰されたのは、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、オリジナル脚本賞、脚色賞、長編アニメーション賞、外国語映画賞、長編ドキュメンタリー賞、短編ドキュメンタリー賞、短編実写映画賞、短編アニメーション賞、作曲賞、歌曲賞、音響賞、音響編集賞、美術・装置賞、撮影賞、メイクアップ賞、衣装デザイン賞、編集賞、視覚効果賞の24部門である。優秀アカデミー賞以外のアカデミー賞には、映画芸術科学アカデミー理事会が決定する、アービング・G・サルバーグ記念賞、ジーン・ハーショルトJean Hersholt(1886―1956)友愛賞、名誉賞、特別達成賞、科学技術賞、ゴードン・E・ソーヤーGordon E. Sawyer(1905―1980)賞、科学技術特別賞などがある。

[濱口幸一]

資料 アカデミー賞受賞リスト

作品賞、監督賞、主演男・女優賞、助演男・女優賞の6部門を掲げた。カッコ内は受賞年。


第1回(1929年)
〔作品賞〕『つばさ』(監督:ウィリアム・A・ウェルマン)
〔監督賞〕フランク・ボーゼージ(『第七天国』)
     ルイス・マイルストーン(『美人国二人行脚』)
〔主演男優賞〕エミール・ヤニングス(『肉体の道』『最後の命令』)
〔主演女優賞〕ジャネット・ゲイナー(『第七天国』『街の天使』『サンライズ』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第2回(1930年a)
〔作品賞〕『ブロードウェイ・メロディ』(監督:ハリー・ボーモン)
〔監督賞〕フランク・ロイド(『情炎の美姫』)
〔主演男優賞〕ワーナー・バクスター(『懐しのアリゾナ』)
〔主演女優賞〕メアリー・ピックフォード(『コケット』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第3回(1930年b)
〔作品賞〕『西部戦線異状なし』(監督:ルイス・マイルストーン)
〔監督賞〕ルイス・マイルストーン(『西部戦線異状なし』)
〔主演男優賞〕ジョージ・アーリス(『ディズレーリ』)
〔主演女優賞〕ノーマ・シアラー(『結婚草紙』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第4回(1931年)
〔作品賞〕『シマロン』(監督:ウェズリー・ラッグルズ)
〔監督賞〕ノーマン・タウログ(『スキピイ』)
〔主演男優賞〕ライオネル・バリモア(『自由の魂』)
〔主演女優賞〕マリー・ドレスラー(『惨劇の波止場』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第5回(1932年)
〔作品賞〕『グランド・ホテル』(監督:エドマンド・グールディング)
〔監督賞〕フランク・ボーゼージ(『バッド・ガール』)
〔主演男優賞〕ウォーレス・ビアリー(『チャンプ』)
       フレデリック・マーチ(『ジキル博士とハイド氏』)
〔主演女優賞〕ヘレン・ヘイズ(『マデロンの悲劇』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第6回(1934年)
〔作品賞〕『カヴァルケード(大帝国行進曲)』(監督:フランク・ロイド)
〔監督賞〕フランク・ロイド(『カヴァルケード(大帝国行進曲)』)
〔主演男優賞〕チャールズ・ロートン(『ヘンリー8世の私生活』)
〔主演女優賞〕キャサリン・ヘップバーン(『勝利の朝』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第7回(1935年)
〔作品賞〕『或る夜の出来事』(監督:フランク・キャプラ)
〔監督賞〕フランク・キャプラ(『或る夜の出来事』)
〔主演男優賞〕クラーク・ゲーブル(『或る夜の出来事』)
〔主演女優賞〕クローデット・コルベール(『或る夜の出来事』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第8回(1936年)
〔作品賞〕『南海征服(第二次世界大戦後『戦艦バウンティ号の叛乱』と改題)』(監督:フランク・ロイド)
〔監督賞〕ジョン・フォード(『男の敵』)
〔主演男優賞〕ビクター・マクラグレン(『男の敵』)
〔主演女優賞〕ベティ・デービス(『青春の抗議』)
〔助演男優賞〕―
〔助演女優賞〕―
第9回(1937年)
〔作品賞〕『巨星ジーグフェルド』(監督:ロバート・Z・レオナード)
〔監督賞〕フランク・キャプラ(『オペラ・ハット』)
〔主演男優賞〕ポール・ムニ(『科学者の道』)
〔主演女優賞〕ルイーゼ・ライナー(『巨星ジーグフェルド』)
〔助演男優賞〕ウォルター・ブレナン(『大自然の凱歌』)
〔助演女優賞〕ゲイル・ソンダーガード(『風雲児アドヴァース』)
第10回(1938年)
〔作品賞〕『ゾラの生涯』(監督:ウィリアム・ディターレ)
〔監督賞〕レオ・マッケリー(『新婚道中記』)
〔主演男優賞〕スペンサー・トレーシー(『我は海の子』)
〔主演女優賞〕ルイーゼ・ライナー(『大地』)
〔助演男優賞〕ジョゼフ・シルドクラウト(『ゾラの生涯』)
〔助演女優賞〕アリス・ブラディ(『シカゴ』)
第11回(1939年)
〔作品賞〕『我が家の楽園』(監督:フランク・キャプラ)
〔監督賞〕フランク・キャプラ(『我が家の楽園』)
〔主演男優賞〕スペンサー・トレーシー(『少年の町』)
〔主演女優賞〕ベティ・デービス(『黒蘭の女』)
〔助演男優賞〕ウォルター・ブレナン(『ケンタッキー』)
〔助演女優賞〕フェイ・ベインター(『黒蘭の女』)
第12回(1940年)
〔作品賞〕『風と共に去りぬ』(監督:ビクター・フレミング)
〔監督賞〕ビクター・フレミング(『風と共に去りぬ』)
〔主演男優賞〕ロバート・ドーナット(『チップス先生さようなら』)
〔主演女優賞〕ビビアン・リー(『風と共に去りぬ』)
〔助演男優賞〕トーマス・ミッチェル(『駅馬車』)
〔助演女優賞〕ハティ・マクダニエル(『風と共に去りぬ』)
第13回(1941年)
〔作品賞〕『レベッカ』(監督:アルフレッド・ヒッチコック
〔監督賞〕ジョン・フォード(『怒りの葡萄』)
〔主演男優賞〕ジェームズ・スチュアート(『フィラデルフィア物語』)
〔主演女優賞〕ジンジャー・ロジャース(『恋愛手帖』)
〔助演男優賞〕ウォルター・ブレナン(『西部の男』)
〔助演女優賞〕ジェーン・ダーウェル(『怒りの葡萄』)
第14回(1942年)
〔作品賞〕『わが谷は緑なりき』(監督:ジョン・フォード)
〔監督賞〕ジョン・フォード(『わが谷は緑なりき』)
〔主演男優賞〕ゲイリー・クーパー(『ヨーク軍曹』)
〔主演女優賞〕ジョーン・フォンテイン(『断崖』)
〔助演男優賞〕ドナルド・クリスプ(『わが谷は緑なりき』)
〔助演女優賞〕メアリー・アスター(『偉大な嘘』)
第15回(1943年)
〔作品賞〕『ミニヴァー夫人』(監督:ウィリアム・ワイラー)
〔監督賞〕ウィリアム・ワイラー(『ミニヴァー夫人』)
〔主演男優賞〕ジェームズ・キャグニー(『ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ』)
〔主演女優賞〕グリア・ガースン(『ミニヴァー夫人』)
〔助演男優賞〕バン・ヘフリン(『ジョニー・イーガー』)
〔助演女優賞〕テレサ・ライト(『ミニヴァー夫人』)
第16回(1944年)
〔作品賞〕『カサブランカ』(監督:マイケル・カーティス)
〔監督賞〕マイケル・カーティス(『カサブランカ』)
〔主演男優賞〕ポール・ルーカス(『ラインの監視』)
〔主演女優賞〕ジェニファー・ジョーンズ(『聖処女』)
〔助演男優賞〕チャールズ・コバーン(『ザ・モア・ザ・メリア』)
〔助演女優賞〕カティーナ・パクシー(『誰がために鐘は鳴る』)
第17回(1945年)
〔作品賞〕『我が道を往く』(監督:レオ・マッケリー)
〔監督賞〕レオ・マッケリー(『我が道を往く』)
〔主演男優賞〕ビング・クロスビー(『我が道を往く』)
〔主演女優賞〕イングリッド・バーグマン(『ガス燈』)
〔助演男優賞〕バリー・フィッツジェラルド(『我が道を往く』)
〔助演女優賞〕エセル・バリモア(『孤独な心』)
第18回(1946年)
〔作品賞〕『失われた週末』(監督:ビリー・ワイルダー)
〔監督賞〕ビリー・ワイルダー(『失われた週末』)
〔主演男優賞〕レイ・ミランド(『失われた週末』)
〔主演女優賞〕ジョーン・クロフォード(『ミルドレッド・ピアース』)
〔助演男優賞〕ジェームズ・ダン(『ブルックリン横丁』)
〔助演女優賞〕アン・リベール(『緑園の天使』)
第19回(1947年)
〔作品賞〕『我等の生涯の最良の年』(監督:ウィリアム・ワイラー)
〔監督賞〕ウィリアム・ワイラー(『我等の生涯の最良の年』)
〔主演男優賞〕フレドリック・マーチ(『我等の生涯の最良の年』)
〔主演女優賞〕オリビア・デ・ハビランド(『遥かなる我が子』)
〔助演男優賞〕ハロルド・ラッセル(『我等の生涯の最良の年』)
〔助演女優賞〕アン・バクスター(『剃刀の刃』)
第20回(1948年)
〔作品賞〕『紳士協定』(監督:エリア・カザン)
〔監督賞〕エリア・カザン(『紳士協定』)
〔主演男優賞〕ロナルド・コールマン(『二重生活』)
〔主演女優賞〕ロレッタ・ヤング(『ミネソタの娘』)
〔助演男優賞〕エドマンド・グウェン(『三十四丁目の奇蹟』)
〔助演女優賞〕セレステ・ホルム(『紳士協定』)
第21回(1949年)
〔作品賞〕『ハムレット』(監督:ローレンス・オリビエ)
〔監督賞〕ジョン・ヒューストン(『黄金』)
〔主演男優賞〕ローレンス・オリビエ(『ハムレット』)
〔主演女優賞〕ジェーン・ワイマン(『ジョニィ・ベリンダ』)
〔助演男優賞〕ウォルター・ヒューストン(『黄金』)
〔助演女優賞〕クレア・トレバー(『キー・ラーゴ』)
第22回(1950年)
〔作品賞〕『オール・ザ・キングスメン』(監督:ロバート・ロッセン)
〔監督賞〕ジョセフ・L・マンキウィッツ(『三人の妻への手紙』)
〔主演男優賞〕ブロデリック・クロフォード(『オール・ザ・キングスメン』)
〔主演女優賞〕オリビア・デ・ハビランド(『女相続人』)
〔助演男優賞〕ディーン・ジャガー(『頭上の敵機』)
〔助演女優賞〕マーセデス・マッケンブリッジ(『オール・ザ・キングスメン』)
第23回(1951年)
〔作品賞〕『イヴの総て』(監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ)
〔監督賞〕ジョセフ・L・マンキウィッツ(『イヴの総て』)
〔主演男優賞〕ホセ・フェラー(『シラノ・ド・ベルジュラック』)
〔主演女優賞〕ジュディ・ホリディ(『ボーン・イエスタデイ』)
〔助演男優賞〕ジョージ・サンダース(『イヴの総て』)
〔助演女優賞〕ジョセフィン・ハル(『ハーヴェイ』)
第24回(1952年)
〔作品賞〕『巴里のアメリカ人』(監督:ビンセント・ミネリ
〔監督賞〕ジョージ・スティーブンス(『スティーブンス』)
〔主演男優賞〕ハンフリー・ボガート(『アフリカの女王』)
〔主演女優賞〕ビビアン・リー(『欲望という名の電車』)
〔助演男優賞〕カール・マルデン(『欲望という名の電車』)
〔助演女優賞〕キム・ハンター(『欲望という名の電車』)
第25回(1953年)
〔作品賞〕『地上最大のショウ』(監督:セシル・B・デミル)
〔監督賞〕ジョン・フォード(『静かなる男』)
〔主演男優賞〕ゲイリー・クーパー(『真昼の決闘』)
〔主演女優賞〕シャーリー・ブース(『愛しのシバよ帰れ』)
〔助演男優賞〕アンソニー・クイン(『革命児サパタ』)
〔助演女優賞〕グロリア・グラハム(『悪人と美女』)
第26回(1954年)
〔作品賞〕『地上より永遠に』(監督:フレッド・ジンネマン)
〔監督賞〕フレッド・ジンネマン(『地上より永遠に』)
〔主演男優賞〕ウィリアム・ホールデン(『第十七捕虜収容所』)
〔主演女優賞〕オードリー・ヘップバーン(『ローマの休日』)
〔助演男優賞〕フランク・シナトラ(『地上より永遠に』)
〔助演女優賞〕ドナ・リード(『地上より永遠に』)
第27回(1955年)
〔作品賞〕『波止場』(監督:エリア・カザン)
〔監督賞〕エリア・カザン(『波止場』)
〔主演男優賞〕マーロン・ブランド(『波止場』)
〔主演女優賞〕グレース・ケリー(『喝采』)
〔助演男優賞〕エドモンド・オブライエン(『裸足の伯爵夫人』)
〔助演女優賞〕エバ・マリー・セイント(『波止場』)
第28回(1956年)
〔作品賞〕『マーティ』(監督:デルバート・マン)
〔監督賞〕デルバート・マン(『マーティ』)
〔主演男優賞〕アーネスト・ボーグナイン(『マーティ』)
〔主演女優賞〕アンナ・マニャーニ(『バラの刺青』)
〔助演男優賞〕ジャック・レモン(『ミスタア・ロバーツ』)
〔助演女優賞〕ジョー・バン・フリート(『エデンの東』)
第29回(1957年)
〔作品賞〕『80日間世界一周』(監督:マイケル・アンダーソン)
〔監督賞〕ジョージ・スティーブンス(『ジャイアンツ』)
〔主演男優賞〕ユル・ブリンナー(『王様と私』)
〔主演女優賞〕イングリッド・バーグマン(『追想』)
〔助演男優賞〕アンソニー・クイン(『炎の人ゴッホ』)
〔助演女優賞〕ドロシー・マローン(『風と共に散る』)
第30回(1958年)
〔作品賞〕『戦場にかける橋』(監督:デビッド・リーン)
〔監督賞〕デビッド・リーン(『戦場にかける橋』)
〔主演男優賞〕アレック・ギネス(『戦場にかける橋』)
〔主演女優賞〕ジョアン・ウッドワード(『イブの三つの顔』)
〔助演男優賞〕レッド・バトンズ(『サヨナラ』)
〔助演女優賞〕ミヨシ梅木(『サヨナラ』)
第31回(1959年)
〔作品賞〕『恋の手ほどき』(監督:ビンセント・ミネリ)
〔監督賞〕ビンセント・ミネリ(『恋の手ほどき』)
〔主演男優賞〕デビッド・ニーブン(『旅路』)
〔主演女優賞〕スーザン・ヘイワード(『私は死にたくない』)
〔助演男優賞〕バール・アイブス(『大いなる西部』)
〔助演女優賞〕ウェンディ・ヒラー(『旅路』)
第32回(1960年)
〔作品賞〕『ベン・ハー』(監督:ウィリアム・ワイラー)
〔監督賞〕ウィリアム・ワイラー(『ベン・ハー』)
〔主演男優賞〕チャールトン・ヘストン(『ベン・ハー』)
〔主演女優賞〕シモーヌ・シニョレ(『年上の女』)
〔助演男優賞〕ヒュー・グリフィス(『ベン・ハー』)
〔助演女優賞〕シェリー・ウィンタース(『アンネの日記』)
第33回(1961年)
〔作品賞〕『アパートの鍵貸します』(監督:ビリー・ワイルダー)
〔監督賞〕ビリー・ワイルダー(『アパートの鍵貸します』)
〔主演男優賞〕バート・ランカスター(『エルマー・ガントリー/魅せられた男』)
〔主演女優賞〕エリザベス・テーラー(『バターフィールド8』)
〔助演男優賞〕ピーター・ユスティノフ(『スパルタカス』)
〔助演女優賞〕シャーリー・ジョーンズ(『エルマー・ガントリー/魅せられた男』)
第34回(1962年)
〔作品賞〕『ウエスト・サイド物語』(監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ)
〔監督賞〕ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ(『ウエスト・サイド物語』)
〔主演男優賞〕マクシミリアン・シェル(『ニュールンベルグ裁判』)
〔主演女優賞〕ソフィア・ローレン(『ふたりの女』)
〔助演男優賞〕ジョージ・チャキリス(『ウエスト・サイド物語』)
〔助演女優賞〕リタ・モレノ(『ウエスト・サイド物語』)
第35回(1963年)
〔作品賞〕『アラビアのロレンス』(監督:デビッド・リーン)
〔監督賞〕デビッド・リーン(『アラビアのロレンス』)
〔主演男優賞〕グレゴリー・ペック(『アラバマ物語』)
〔主演女優賞〕アン・バンクロフト(『奇跡の人』)
〔助演男優賞〕エド・ベグリー(『渇いた太陽』)
〔助演女優賞〕パティ・デューク(『奇跡の人』)
第36回(1964年)
〔作品賞〕『トム・ジョーンズの華麗な冒険』(監督:トニー・リチャードソン)
〔監督賞〕トニー・リチャードソン(『トム・ジョーンズの華麗な冒険』)
〔主演男優賞〕シドニー・ポワティエ(『野のユリ』)
〔主演女優賞〕パトリシア・ニール(『ハッド』)
〔助演男優賞〕メルビン・ダグラス(『ハッド』)
〔助演女優賞〕マーガレット・ラザフォード(『予期せぬ出来事』)
第37回(1965年)
〔作品賞〕『マイ・フェア・レディ』(監督:ジョージ・キューカー
〔監督賞〕ジョージ・キューカー(『マイ・フェア・レディ』)
〔主演男優賞〕レックス・ハリソン(『マイ・フェア・レディ』)
〔主演女優賞〕ジュリー・アンドリュース(『メアリー・ポピンズ』)
〔助演男優賞〕ピーター・ユスティノフ(『トプカピ』)
〔助演女優賞〕リラ・ケドローバ(『その男ゾルバ』)
第38回(1966年)
〔作品賞〕『サウンド・オブ・ミュージック』(監督:ロバート・ワイズ)
〔監督賞〕ロバート・ワイズ(『サウンド・オブ・ミュージック』)
〔主演男優賞〕リー・マービン(『キャット・バルー』)
〔主演女優賞〕ジュリー・クリスティ(『ダーリング』)
〔助演男優賞〕マーティン・バルサム(『サウズンズ・オブ・クラウンズ』)
〔助演女優賞〕シェリー・ウィンタース(『いつか見た青い空』)
第39回(1967年)
〔作品賞〕『わが命つきるとも』(監督:フレッド・ジンネマン)
〔監督賞〕フレッド・ジンネマン(『わが命つきるとも』)
〔主演男優賞〕ポール・スコフィールド(『わが命つきるとも』)
〔主演女優賞〕エリザベス・テーラー(『バージニア・ウルフなんかこわくない』)
〔助演男優賞〕ウォルター・マッソー(『恋人よ帰れ!わが胸に』)
〔助演女優賞〕サンディ・デニス(『バージニア・ウルフなんかこわくない』)
第40回(1968年)
〔作品賞〕『夜の大捜査線』(監督:ノーマン・ジュイソン)
〔監督賞〕マイク・ニコルズ(『卒業』)
〔主演男優賞〕ロッド・スタイガー(『夜の大捜査線』)
〔主演女優賞〕キャサリン・ヘップバーン(『招かれざる客』)
〔助演男優賞〕ジョージ・ケネディ(『暴力脱獄』)
〔助演女優賞〕エステル・パーソンズ(『俺たちに明日はない』)
第41回(1969年)
〔作品賞〕『オリバー!』(監督:キャロル・リード)
〔監督賞〕キャロル・リード(『オリバー!』)
〔主演男優賞〕クリフ・ロバートソン(『まごころを君に』)
〔主演女優賞〕キャサリン・ヘップバーン(『冬のライオン』)
       バーブラ・ストライサンド(『ファニー・ガール』)
〔助演男優賞〕ジャック・アルバートソン(『ザ・サブジェクト・ワズ・ローゼス』)
〔助演女優賞〕ルース・ゴードン(『ローズマリーの赤ちゃん』)
第42回(1970年)
〔作品賞〕『真夜中のカーボーイ』(監督:ジョン・シュレジンジャー)
〔監督賞〕ジョン・シュレジンジャー(『真夜中のカーボーイ』)
〔主演男優賞〕ジョン・ウェイン(『勇気ある追跡』)
〔主演女優賞〕マギー・スミス(『ミス・ブロディの青春』)
〔助演男優賞〕ギグ・ヤング(『ひとりぼっちの青春、大反撃』)
〔助演女優賞〕ゴールディ・ホーン(『サボテンの花』)
第43回(1971年)
〔作品賞〕『パットン大戦車軍団』(監督:フランクリン・J・シャフナー)
〔監督賞〕フランクリン・J・シャフナー(『パットン大戦車軍団』)
〔主演男優賞〕ジョージ・C・スコット(『パットン大戦車軍団』)
〔主演女優賞〕グレンダ・ジャクソン(『恋する女たち』)
〔助演男優賞〕ジョン・ミルズ(『ライアンの娘』)
〔助演女優賞〕ヘレン・ヘイズ(『大空港』)
第44回(1972年)
〔作品賞〕『フレンチ・コネクション』(監督:ウィリアム・フリードキン)
〔監督賞〕ウィリアム・フリードキン(『フレンチ・コネクション』)
〔主演男優賞〕ジーン・ハックマン(『フレンチ・コネクション』)
〔主演女優賞〕ジェーン・フォンダ(『コールガール』)
〔助演男優賞〕ベン・ジョンソン(『ラスト・ショー』)
〔助演女優賞〕クロリス・リーチマン(『ラスト・ショー』)
第45回(1973年)
〔作品賞〕『ゴッドファーザー』(監督:フランシス・F・コッポラ)
〔監督賞〕ボブ・フォッシー(『キャバレー』)
〔主演男優賞〕マーロン・ブランド(『ゴッドファーザー』)
〔主演女優賞〕ライザ・ミネリ(『キャバレー』)
〔助演男優賞〕ジョエル・グレイ(『キャバレー』)
〔助演女優賞〕アイリーン・ヘッカート(『バタフライはフリー』)
第46回(1974年)
〔作品賞〕『スティング』(監督:ジョージ・ロイ・ヒル)
〔監督賞〕ジョージ・ロイ・ヒル(『スティング』)
〔主演男優賞〕ジャック・レモン(『セイヴ・ザ・タイガー』)
〔主演女優賞〕グレンダ・ジャクソン(『ウィークエンド・ラブ』)
〔助演男優賞〕ジョン・ハウスマン(『ペーパー・チェイス』)
〔助演女優賞〕テイタム・オニール(『ペーパームーン』)
第47回(1975年)
〔作品賞〕『ゴッドファーザーPARTⅡ』(監督:フランシス・F・コッポラ)
〔監督賞〕フランシス・F・コッポラ(『ゴッドファーザーPARTⅡ』)
〔主演男優賞〕アート・カーニー(『ハリーとトント』)
〔主演女優賞〕エレン・バースティン(『アリスの恋』)
〔助演男優賞〕ロバート・デ・ニーロ(『ゴッドファーザーPARTⅡ』)
〔助演女優賞〕イングリッド・バーグマン(『オリエント急行殺人事件』)
第48回(1976年)
〔作品賞〕『カッコーの巣の上で』(監督:ミロシュ・フォアマン)
〔監督賞〕ミロシュ・フォアマン(『カッコーの巣の上で』)
〔主演男優賞〕ジャック・ニコルソン(『カッコーの巣の上で』)
〔主演女優賞〕ルイーズ・フレッチャー(『カッコーの巣の上で』)
〔助演男優賞〕ジョージ・バーンズ(『サンシャイン・ボーイズ』)
〔助演女優賞〕リー・グラント(『シャンプー』)
第49回(1977年)
〔作品賞〕『ロッキー』(監督:ジョン・G・アビルドセン)
〔監督賞〕ジョン・G・アビルドセン(『ロッキー』)
〔主演男優賞〕ピーター・フィンチ(『ネットワーク』)
〔主演女優賞〕フェイ・ダナウェイ(『ネットワーク』)
〔助演男優賞〕ジェイソン・ロバーズ(『大統領の陰謀』)
〔助演女優賞〕ビアトリス・ストレート(『ネットワーク』)
第50回(1978年)
〔作品賞〕『アニー・ホール』(監督:ウディ・アレン)
〔監督賞〕ウディ・アレン(『アニー・ホール』)
〔主演男優賞〕リチャード・ドレイファス(『グッバイガール』)
〔主演女優賞〕ダイアン・キートン(『アニー・ホール』)
〔助演男優賞〕ジェイソン・ロバーズ(『ジュリア』)
〔助演女優賞〕バネッサ・レッドグレイブ(『ジュリア』)
第51回(1979年)
〔作品賞〕『ディア・ハンター』(監督:マイケル・チミノ
〔監督賞〕マイケル・チミノ(『ディア・ハンター』)
〔主演男優賞〕ジョン・ボイト(『帰郷』)
〔主演女優賞〕ジェーン・フォンダ(『帰郷』)
〔助演男優賞〕クリストファー・ウォーケン(『ディア・ハンター』)
〔助演女優賞〕マギー・スミス(『カリフォルニア・スイート』)
第52回(1980年)
〔作品賞〕『クレイマー、クレイマー』(監督:ロバート・ベントン)
〔監督賞〕ロバート・ベントン(『クレイマー、クレイマー』)
〔主演男優賞〕ダスティン・ホフマン(『クレイマー、クレイマー』)
〔主演女優賞〕サリー・フィールド(『ノーマ・レイ』)
〔助演男優賞〕メルビン・ダグラス(『チャンス』)
〔助演女優賞〕メリル・ストリープ(『クレイマー、クレイマー』)
第53回(1981年)
〔作品賞〕『普通の人々』(監督:ロバート・レッドフォード)
〔監督賞〕ロバート・レッドフォード(『普通の人々』)
〔主演男優賞〕ロバート・デ・ニーロ(『レイジング・ブル』)
〔主演女優賞〕シシー・スペイセク(『歌え! ロレッタ 愛のために』)
〔助演男優賞〕ティモシー・ハットン(『普通の人々』)
〔助演女優賞〕メアリー・スティーンバージェン(『メルビンとハワード』)
第54回(1982年)
〔作品賞〕『炎のランナー』(監督:ヒュー・ハドスン)
〔監督賞〕ウォーレン・ビーティ(『レッズ』)
〔主演男優賞〕ヘンリー・フォンダ(『黄昏』)
〔主演女優賞〕キャサリン・ヘップバーン(『黄昏』)
〔助演男優賞〕ジョン・ギールグッド(『ミスター・アーサー』)
〔助演女優賞〕モーリン・スティプルトン(『レッズ』)
第55回(1983年)
〔作品賞〕『ガンジー』(監督:リチャード・アッテンボロー)
〔監督賞〕リチャード・アッテンボロー(『ガンジー』)
〔主演男優賞〕ベン・キングズレー(『ガンジー』)
〔主演女優賞〕メリル・ストリープ(『ソフィーの選択』)
〔助演男優賞〕ルイス・ゴセット・ジュニア(『愛と青春の旅だち』)
〔助演女優賞〕ジェシカ・ラング(『トッツィー』)
第56回(1984年)
〔作品賞〕『愛と追憶の日々』(監督:ジェームズ・L・ブルックス)
〔監督賞〕ジェームズ・L・ブルックス(『愛と追憶の日々』)
〔主演男優賞〕ロバート・デュバル(『テンダー・マーシー』)
〔主演女優賞〕シャーリー・マクレーン(『愛と追憶の日々』)
〔助演男優賞〕ジャック・ニコルソン(『愛と追憶の日々』)
〔助演女優賞〕リンダ・ハント(『危険な年』)
第57回(1985年)
〔作品賞〕『アマデウス』(監督:ミロシュ・フォアマン)
〔監督賞〕ミロシュ・フォアマン(『アマデウス』)
〔主演男優賞〕F・マーリー・エイブラハム(『アマデウス』)
〔主演女優賞〕サリー・フィールド(『プレイス・イン・ザ・ハート』)
〔助演男優賞〕ハイン・S・ニョール(『キリング・フィールド』)
〔助演女優賞〕ペギー・アシュクロフト(『インドへの道』)
第58回(1986年)
〔作品賞〕『愛と哀しみの果て』(監督:シドニー・ポラック)
〔監督賞〕シドニー・ポラック(『愛と哀しみの果て』)
〔主演男優賞〕ウィリアム・ハート(『蜘蛛女のキス』)
〔主演女優賞〕ジェラルディン・ペイジ(『バウンティフルへの旅』)
〔助演男優賞〕ドン・アメチー(『コクーン』)
〔助演女優賞〕アンジェリカ・ヒューストン(『女と男の名誉』)
第59回(1987年)
〔作品賞〕『プラトーン』(監督:オリバー・ストーン)
〔監督賞〕オリバー・ストーン(『プラトーン』)
〔主演男優賞〕ポール・ニューマン(『ハスラー2』)
〔主演女優賞〕マーリー・マトリン(『愛は静けさの中に』)
〔助演男優賞〕マイケル・ケイン(『ハンナとその姉妹』)
〔助演女優賞〕ダイアン・ウィースト(『ハンナとその姉妹』)
第60回(1988年)
〔作品賞〕『ラストエンペラー』(監督:ベルナルド・ベルトルッチ
〔監督賞〕ベルナルド・ベルトルッチ(『ラストエンペラー』)
〔主演男優賞〕マイケル・ダグラス(『ウォール街』)
〔主演女優賞〕シェール(『月の輝く夜に』)
〔助演男優賞〕ショーン・コネリー(『アンタッチャブル』)
〔助演女優賞〕オリンピア・デュカキス(『月の輝く夜に』)
第61回(1989年)
〔作品賞〕『レインマン』(監督:バリー・レビンソン)
〔監督賞〕バリー・レビンソン(『レインマン』)
〔主演男優賞〕ダスティン・ホフマン(『レインマン』)
〔主演女優賞〕ジョディ・フォスター(『告発の行方』)
〔助演男優賞〕ケビン・クライン(『ワンダとダイヤと優しい奴ら』)
〔助演女優賞〕ジーナ・デービス(『偶然の旅行者』)
第62回(1990年)
〔作品賞〕『ドライビングMissデイジー』(監督:ブルース・ベレスフォード)
〔監督賞〕オリバー・ストーン(『7月4日に生まれて』)
〔主演男優賞〕ダニエル・デー=ルイス(『マイ・レフトフット』)
〔主演女優賞〕ジェシカ・タンディ(『ドライビングMissデイジー』)
〔助演男優賞〕デンゼル・ワシントン(『グローリー』)
〔助演女優賞〕ブレンダ・フリッカー(『マイ・レフトフット』)
第63回(1991年)
〔作品賞〕『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(監督:ケビン・コスナー)
〔監督賞〕ケビン・コスナー(『ダンス・ウィズ・ウルブズ』)
〔主演男優賞〕ジェレミー・アイアンズ(『運命の逆転』)
〔主演女優賞〕キャシー・ベイツ(『ミザリー』)
〔助演男優賞〕ジョー・ペシ(『グッドフェローズ』)
〔助演女優賞〕ウーピー・ゴールドバーグ(『ゴースト/ニューヨークの幻』)
第64回(1992年)
〔作品賞〕『羊たちの沈黙』(監督:ジョナサン・デミ)
〔監督賞〕ジョナサン・デミ(『羊たちの沈黙』)
〔主演男優賞〕アンソニー・ホプキンス(『羊たちの沈黙』)
〔主演女優賞〕ジョディ・フォスター(『羊たちの沈黙』)
〔助演男優賞〕ジャック・パランス(『シティ・スリッカーズ』)
〔助演女優賞〕マーセデス・ルール(『フィッシャー・キング』)
第65回(1993年)
〔作品賞〕『許されざる者』(監督:クリント・イーストウッド
〔監督賞〕クリント・イーストウッド(『許されざる者』)
〔主演男優賞〕アル・パチーノ(『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』)
〔主演女優賞〕エマ・トンプソン(『ハワーズ・エンド』)
〔助演男優賞〕ジーン・ハックマン(『許されざる者』)
〔助演女優賞〕マリサ・トメイ(『いとこのビニー』)
第66回(1994年)
〔作品賞〕『シンドラーのリスト』(監督:スティーブン・スピルバーグ)
〔監督賞〕スティーブン・スピルバーグ(『シンドラーのリスト』)
〔主演男優賞〕トム・ハンクス(『フィラデルフィア』)
〔主演女優賞〕ホリー・ハンター(『ピアノ・レッスン』)
〔助演男優賞〕トミー・リー・ジョーンズ(『逃亡者』)
〔助演女優賞〕アンナ・パキン(『ピアノ・レッスン』)
第67回(1995年)
〔作品賞〕『フォレスト・ガンプ/一期一会』(監督:ロバート・ゼメキス
〔監督賞〕ロバート・ゼメキス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)
〔主演男優賞〕トム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』)
〔主演女優賞〕ジェシカ・ラング(『ブルースカイ』)
〔助演男優賞〕マーティン・ランドー(『エド・ウッド』)
〔助演女優賞〕ダイアン・ウィースト(『ブロードウェイと銃弾』)
第68回(1996年)
〔作品賞〕『ブレイブハート』(監督:メル・ギブソン)
〔監督賞〕メル・ギブソン(『ブレイブハート』)
〔主演男優賞〕ニコラス・ケイジ(『リービング・ラスベガス』)
〔主演女優賞〕スーザン・サランドン(『デッドマン・ウォーキング』)
〔助演男優賞〕ケビン・スペイシー(『ユージュアル・サスペクツ』)
〔助演女優賞〕ミラ・ソルビーノ(『誘惑のアフロディーテ』)
第69回(1997年)
〔作品賞〕『イングリッシュ・ペイシェント』(監督:アンソニー・ミンゲラ)
〔監督賞〕アンソニー・ミンゲラ(『イングリッシュ・ペイシェント』)
〔主演男優賞〕ジェフリー・ラッシュ(『シャイン』)
〔主演女優賞〕フランシス・マクドーマンド(『ファーゴ』)
〔助演男優賞〕キューバ・グッディング・ジュニア(『ザ・エージェント』)
〔助演女優賞〕ジュリエット・ビノシュ(『イングリッシュ・ペイシェント』)
第70回(1998年)
〔作品賞〕『タイタニック』(監督:ジェームズ・キャメロン)
〔監督賞〕ジェームズ・キャメロン(『タイタニック』)
〔主演男優賞〕ジャック・ニコルソン(『恋愛小説家』)
〔主演女優賞〕ヘレン・ハント(『恋愛小説家』)
〔助演男優賞〕ロビン・ウィリアムズ(『グッド・ウィル・ハンティン 旅立ち』)
〔助演女優賞〕キム・ベイシンガー(『L.A.コンフィデンシャル』)
第71回(1999年)
〔作品賞〕『恋におちたシェイクスピア』(監督:ジョン・マッデン)
〔監督賞〕スティーブン・スピルバーグ(『プライベート・ライアン』)
〔主演男優賞〕ロベルト・ベニーニ(『ライフ・イズ・ビューティフル』)
〔主演女優賞〕グウィネス・パルトロウ(『恋におちたシェイクスピア』)
〔助演男優賞〕ジェームズ・コバーン(『白い刻印~アフリクション~』)
〔助演女優賞〕ジュディ・デンチ(『恋におちたシェイクスピア』)
第72回(2000年)
〔作品賞〕『アメリカン・ビューティー』(監督:サム・メンデス)
〔監督賞〕サム・メンデス(『アメリカン・ビューティー』)
〔主演男優賞〕ケビン・スペイシー(『アメリカン・ビューティー』)
〔主演女優賞〕ヒラリー・スワンク(『ボーイズ・ドント・クライ』)
〔助演男優賞〕マイケル・ケイン(『サイダーハウス・ルール』)
〔助演女優賞〕アンジェリーナ・ジョリー(『17歳のカルテ』)
第73回(2001年)
〔作品賞〕『グラディエーター』(監督:リドリー・スコット)
〔監督賞〕スティーブン・ソダーバーグ(『エリン・ブロコビッチ』)
〔主演男優賞〕ラッセル・クロウ(『グラディエーター』)
〔主演女優賞〕ジュリア・ロバーツ(『エリン・ブロコビッチ』)
〔助演男優賞〕ベニチオ・デル・トロ(『トラフィック』)
〔助演女優賞〕マーシャ・ゲイ・ハーデン(『ポロック2人だけのアトリエ』)
第74回(2002年)
〔作品賞〕『ビューティフル・マインド』(監督:ロン・ハワード)
〔監督賞〕ロン・ハワード(『ビューティフル・マインド』)
〔主演男優賞〕デンゼル・ワシントン(『トレーニング・デイ』)
〔主演女優賞〕ハル・ベリー(『チョコレート』)
〔助演男優賞〕ジム・ブロードベント(『アイリス』)
〔助演女優賞〕ジェニファー・コネリー(『ビューティフル・マインド』)
第75回(2003年)
〔作品賞〕『シカゴ』(監督:ロブ・マーシャル)
〔監督賞〕ロマン・ポランスキ(『戦場のピアニスト』)
〔主演男優賞〕エイドリアン・ブロディ(『戦場のピアニスト』)
〔主演女優賞〕ニコール・キッドマン(『めぐりあう時間たち』)
〔助演男優賞〕クリス・クーパー(『アダプテーション』)
〔助演女優賞〕キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(『シカゴ』)
第76回(2004年)
〔作品賞〕『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(監督:ピーター・ジャクソン)
〔監督賞〕ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』)
〔主演男優賞〕ショーン・ペン(『ミスティック・リバー』)
〔主演女優賞〕シャーリーズ・セロン(『モンスター』)
〔助演男優賞〕ティム・ロビンス(『ミスティック・リバー』)
〔助演女優賞〕レニー・ゼルウィガー(『コールドマウンテン』)
第77回(2005年)
〔作品賞〕『ミリオンダラー・ベイビー』(監督:クリント・イーストウッド)
〔監督賞〕クリント・イーストウッド(『ミリオンダラー・ベイビー』)
〔主演男優賞〕ジェイミー・フォックス(『Ray/レイ』)
〔主演女優賞〕ヒラリー・スワンク(『ミリオンダラー・ベイビー』)
〔助演男優賞〕モーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』)
〔助演女優賞〕ケイト・ブランシェット(『アビエイター』)
第78回(2006年)
〔作品賞〕『クラッシュ』(監督:ポール・ハギス)
〔監督賞〕アン・リー(『ブロークバック・マウンテン』)
〔主演男優賞〕フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)
〔主演女優賞〕リーズ・ウィザースプーン(『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)
〔助演男優賞〕ジョージ・クルーニー(『シリアナ』)
〔助演女優賞〕レイチェル・ワイズ(『ナイロビの蜂』)
第79回(2007年)
〔作品賞〕『ディパーテッド』(監督:マーティン・スコセッシ)
〔監督賞〕マーティン・スコセッシ(『ディパーテッド』)
〔主演男優賞〕フォレスト・ウィテカー(『ラストキング・オブ・スコットランド』)
〔主演女優賞〕ヘレン・ミレン(『クィーン』)
〔助演男優賞〕アラン・アーキン(『リトル・ミス・サンシャイン』)
〔助演女優賞〕ジェニファー・ハドソン(『ドリームガールズ』)
第80回(2008年)
〔作品賞〕『ノーカントリー』(監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)
〔監督賞〕ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン(『ノーカントリー』)
〔主演男優賞〕ダニエル・デイ=ルイス(『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)
〔主演女優賞〕マリオン・コティヤール(『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』)
〔助演男優賞〕ハビエル・バルデム(『ノーカントリー』)
〔助演女優賞〕ティルダ・スウィントン(『フィクサー』)
第81回(2009年)
〔作品賞〕『スラムドッグ$ミリオネア』(監督:ダニー・ボイル)
〔監督賞〕ダニー・ボイル(『スラムドッグ$ミリオネア』)
〔主演男優賞〕ショーン・ペン(『ミルク』)
〔主演女優賞〕ケイト・ウィンスレット(『愛を読むひと』)
〔助演男優賞〕ヒース・レジャー(『ダークナイト』)
〔助演女優賞〕ペネロペ・クルス(『それでも恋するバルセロナ』)
第82回(2010年)
〔作品賞〕『ハート・ロッカー』(監督:キャスリン・ビグロー)
〔監督賞〕キャスリン・ビグロー(『ハート・ロッカー』)
〔主演男優賞〕ジェフ・ブリッジス(『クレイジー・ハート』)
〔主演女優賞〕サンドラ・ブロック(『しあわせの隠れ場所』)
〔助演男優賞〕クリストフ・バルツ(『イングロリアス・バスターズ』)
〔助演女優賞〕モニーク(『プレシャス』)
第83回(2011年)
〔作品賞〕『英国王のスピーチ』(監督:トム・フーパー)
〔監督賞〕トム・フーパー(『英国王のスピーチ』)
〔主演男優賞〕コリン・ファース(『英国王のスピーチ』)
〔主演女優賞〕ナタリー・ポートマン(『ブラック・スワン』)
〔助演男優賞〕クリスチャン・ベール(『ザ・ファイター』)
〔助演女優賞〕メリッサ・レオ(『ザ・ファイター』)
第84回(2012年)
〔作品賞〕『アーティスト』(監督:ミシェル・アザナビシウス)
〔監督賞〕ミシェル・アザナビシウス(『アーティスト』)
〔主演男優賞〕ジャン・デュジャルダン(『アーティスト』)
〔主演女優賞〕メリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)
〔助演男優賞〕クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)
〔助演女優賞〕オクテイビア・スペンサー(『ヘルプ 心がつなぐストーリー』)
第85回(2013年)
〔作品賞〕『アルゴ』(監督:ベン・アフレック)
〔監督賞〕アン・リー(『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』)
〔主演男優賞〕ダニエル・デイ=ルイス(『リンカーン』)
〔主演女優賞〕ジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』)
〔助演男優賞〕クリストフ・バルツ(『ジャンゴ 繋がれざる者』)
〔助演女優賞〕アン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』)
第86回(2014年)
〔作品賞〕『それでも夜は明ける』(監督:スティーブ・マックイーン)
〔監督賞〕アフフォンソ・キュアロン(『ゼロ・グラビティ』)
〔主演男優賞〕マシュー・マコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』)
〔主演女優賞〕ケイト・ブランシェット(『ブルージャスミン』)
〔助演男優賞〕ジャレッド・レト(『ダラス・バイヤーズクラブ』)
〔助演女優賞〕ルピタ・ニョンゴ(『それでも夜は明ける』)

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「アカデミー賞」の意味・わかりやすい解説

アカデミー賞 (アカデミーしょう)
Academy Awards

アメリカ映画は第1次世界大戦の影響で衰退したヨーロッパ映画に代わって急速に興隆したが,1925年ごろハリウッドが罪悪とスキャンダルの都として社会の非難を浴び,しばしば教会からも敵視された。面目を一新する必要に迫られた映画界は,27年に36人の実力者たちが協議し,映画の向上と発展を目標に掲げて非営利組織である〈映画芸術科学アカデミー〉を設立し,ルイス・B.メイヤーの提唱で映画の質的向上に寄与するためアカデミー賞を制定した。美術監督セドリック・ギボンズのスケッチをもとにジョージ・スタンリーという彫刻家が作製した金めっきのブロンズ像(第2次世界大戦中はセッコウ)は,31年に正式にオスカーと命名され,1929年に始まった授与式は30年からラジオで実況放送され,31年にはフーバー大統領のメッセージをワシントンからやってきた副大統領が代読して全米の注目を集め,ハリウッドの年中行事の一つになり,オスカーは映画界でもっとも渇望される賞となった。受賞者はアカデミー会員の秘密投票で選ばれるが,年とともに受賞の対象となる部門が変動した。また理事会によって決定されるアービング・タルバーグ賞,ジーン・ハーショルト博愛賞などの特別賞も設けられた。チャップリンが長い間受賞しなかったこと(特別賞を贈られたのは1972年)などを疑問とする声ははやくから聞かれたが,近年,アカデミー賞の選出が作品や演技などの真価よりも宣伝や感情に影響されているという批判が映画界の内外で高まり,〈人気コンテスト〉という異名さえ与えられた。さらに,ジョージ・C.スコットやマーロン・ブランドのように信条に基づいて受賞を拒否する者も現れて,オスカーの権威の失墜が指摘されている。しかし,いまの投票システムに疑義があるとはいえ,オスカーは受賞作の興行成績に1000万ドルをプラスするといわれ,受賞者の契約交渉に有利な条件となっているのも事実のようである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「アカデミー賞」の意味・わかりやすい解説

アカデミー賞【アカデミーしょう】

米国,ハリウッドの映画人によって1927年に創立された〈映画芸術科学アカデミー〉が年1回,前年度の作品,スタッフ,俳優等の最優秀なものに与える賞。第1回は1929年。オスカーとはそのトロフィーの愛称である。第2次大戦後,外国映画も賞の対象となった。
→関連項目映画賞ギネスゲーブルテーラートニー賞バーグマンブランドヘストンペックヘプバーンリーンワイズ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アカデミー賞」の意味・わかりやすい解説

アカデミー賞
アカデミーしょう
Academy Award

世界的に知られるアメリカ合衆国の映画賞。1927年設立のアメリカ映画芸術科学アカデミー the Academy of Motion Picture Arts and Sciencesによって,毎年,前年に公開された映画のなかから,優れた作品や監督,脚本,俳優,撮影,音楽,美術などに対して与えられる。選考員は,プロデューサー,監督,脚本家,俳優,批評家などからなり,映画関連企業も多数後援している。賞の選出は,部門ごとに該当会員の投票で候補をあげ,その候補のなかからアカデミー全会員が最終投票を行なって決める。受賞者には通称オスカー Oscarと呼ばれる金色の像が授与され,賞金は出ない。第1回の授賞式は 1929年に開催され,1927年8月1日~1928年7月31日公開の映画が対象とされた。1935年の第7回からは現行のとおり,対象期間が前年 1月1日~12月31日に変更になった。第1回は 11部門で授賞があったが,近年は 24部門に広がった。外国映画賞が 1948年の第20回から加わり,日本映画では黒沢明監督の『羅生門』(1950),『地獄門』(1953),稲垣浩監督の『宮本武蔵』(1954)が受賞している。また長編アニメーション映画賞が 2002年の第74回で新設され,2003年に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』(2001)が受賞した。(→映画

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

知恵蔵 「アカデミー賞」の解説

アカデミー賞

1927年に米国で発足した映画芸術科学アカデミーが年1回、映画人たちに授与する映画賞。発足当初は労働組合対策が目的だったが、活動の中に付加されていた優れた業績に対する表彰「アカデミー賞」が中心行事に変わっていった。第1回授賞式は29年、ハリウッドのルーズベルトホテルで開催。52年にテレビ中継が始まると、ショー的要素が強まり、映画界最大のイベントへと発展していった。投票にかかわる会員は約5000人。授賞部門数は24。ほかに名誉賞などが、適宜授与される。授賞会場は、2002年からハリウッドのコダック・シアターに変更になった。同賞には公認映画祭が世界に約60あり、日本にも広島国際アニメーションフェスティバルとショートショートフィルム・フェスティバルがある。公認映画祭の受賞作はアカデミー賞ノミネートの選考対象になるメリットがある。

(宮本治雄 映画ライター / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアカデミー賞の言及

【トレーシー】より

…初め聖職者を志したが,学生芝居で主役を演じてから俳優を志し,ハリウッドのトップスターの一人となった。1935年にMGMへ移ってから芸域の広さを示す作品に恵まれ,とくにビクター・フレミング監督の《我は海の子》(1937)とノーマン・タウログ監督の《少年の町》(1938)でアカデミー賞の歴史で最初にして唯一の2年連続アカデミー主演男優賞の受賞者となり,その後も《桑港》(1936),《花嫁の父》(1950),《日本人の勲章》(1955),《老人と海》(1958),《ニュールンベルグ裁判》(1961),《招かれざる客》(1967)でノミネートされた。 第2次世界大戦前は,飲酒によるトラブルや女優のロレッタ・ヤングとの関係をめぐって好ましからざる風評もあったが,42年のジョージ・スティーブンス監督《女性No.1》をはじめとする9本の作品で共演することになったキャサリン・ヘプバーンとの公私にわたる親交がハリウッドの〈伝説〉になると,トレーシーには別居中の妻がいたにもかかわらず,ゴシップ種にされることもなく,2人で共演した《アダム氏とマダム》(1949)の監督でもある劇作家ガースン・ケニンによる伝記《トレーシーとヘプバーン》(1970)は,良書としてベストセラーにもなった。…

※「アカデミー賞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android