トトナカ族(読み)トトナカぞく(その他表記)Totonac

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トトナカ族」の意味・わかりやすい解説

トトナカ族
トトナカぞく
Totonac

メキシコ東部,プエブラ州からベラクルス州にかけて居住する農耕民。かつてはエルタヒン遺跡に代表される高度のベラクルス文化を生み出した。 H.コルテスのアステカ帝国征服に際し積極的に協力し,平和的にスペインの支配下となった数少い民族の一つ。寒冷多雨の高地と海岸付近の熱帯雨林低地の異なる生態環境に分れて住む。低地では豊かな農耕村落社会を営み,伝統的に環カリブ海文化の影響が強い。高地トトナカ族は比較的貧しく,通商や低地農業の季節労働者となっている。しかし伝統的生活様式は高地集団により多く保存されている。パパントラ地方では,高い柱に綱を垂らし,遠心力を利用して人間が飛翔するボラドールというアステカ時代の儀礼的遊戯を現在も行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む