とどろとどろ

精選版 日本国語大辞典 「とどろとどろ」の意味・読み・例文・類語

とどろ‐とどろ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. とどろき響く音やそのさまを表わす語。特に、板敷を踏み鳴らす音、雷の激しく鳴り響く音などにいう。
    1. [初出の実例]「朝津の橋の 止止呂止止呂止(トトロトトロト) 降りし雨の 古(ふ)りにし我を」(出典催馬楽(7C後‐8C)朝津)
    2. 「とどろとどろと鳴神も、ここは桑原よも落じ」(出典:虎寛本狂言・靫猿(室町末‐近世初))
  3. 弱々しく倒れそうに歩くさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「Todoro(トドロ) todoroto(トドロト)」(出典:日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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