板敷(読み)イタジキ

デジタル大辞泉 「板敷」の意味・読み・例文・類語

いた‐じき【板敷(き)】

床を板張りにすること。また、板張りにした所。板の間。「板敷き部屋
[類語]板張り板の間フローリング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「板敷」の意味・読み・例文・類語

いた‐じき【板敷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 床を板張りにすること。また、そのようにした床。あるいは、床が板張りで、畳のない所。板の間。
    1. [初出の実例]「草葦板敷東屋一間」(出典:尊勝院文書‐天平勝宝七年(755)五月三日・越前国使等解)
    2. 「西の廊、渡殿などのいたじきおろして」(出典:栄花物語(1028‐92頃)嶺の月)
  3. 建物の外側にある、板張りの縁。板(いた)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「あばらなるいたじきに月のかたぶくまでふせりて」(出典:伊勢物語(10C前)四)
  4. 歌舞伎で、舞台をいう。板(いた)
  5. 舞台の上で、板の間に敷く布。白布の表面を特に板を並べたように彩色してあるもの。

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