法則の辞典 「トラウベの規則」の解説 トラウベの規則【Traube's rule】 (1) 有機物質,特に脂肪酸や飽和アルコールの同族列の水溶液の毛管活性を比較すると,炭素原子数の増加に伴って幾何級数的な増大が認められる. この関係を数式的に表現したのがシスコフスキーの式である. (2) 脂肪酸やアルコールなどの同族化合物の水溶液の表面張力は,炭素数の増加とともに減少する(つまり界面活性は増加することになる). 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by
化学辞典 第2版 「トラウベの規則」の解説 トラウベの規則トラウベノキソクTraube's rule 水に有機化合物(例:脂肪酸)の同族列を加えたとき,希薄溶液では,同じ程度の水の表面張力の低下をもたらすのに必要な有機化合物の濃度は,CH2基1個増すごとに1/3に減少するという規則.I. Traube(1891年)によって発見された. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by