トレネ(読み)とれね(その他表記)Charles Trenet

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トレネ」の意味・わかりやすい解説

トレネ
とれね
Charles Trenet
(1913―2001)

フランスのシャンソン歌手、作詞家、作曲家。南仏ナルボンヌ生まれ。17歳でパリに出て撮影所の助手となった。1933年ピアノ奏者ジョニー・エスと組んでデビュー。36年兵役につくが、同年の作品『喜びあり』がモーリス・シュバリエに歌われてヒットし、作詞・作曲でまず名を知られた。38年、自作・自唱の『ブン』によって同年度のディスク大賞を受賞し、名声を確立した。ジャン・コクトーから「歌う狂人」と評された代表的シャントゥール・ファンテジスト(幻想的シャンソンをレパートリーとする男性歌手)で、ジャズとシャンソンを融合させてシャンソンに革命的進歩をもたらした。『ラ・メール(海)』(1938、録音は1946)、『カナダ旅行』(1951年度ディスク大賞)、『詩人の魂』(1951、イベット・ジローの歌で52年度ディスク大賞)、『街角(まちかど)』(1954)など傑作も多い。59年(昭和34)初来日。

[永田文夫]

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