とろくさい(読み)トロクサイ

デジタル大辞泉 「とろくさい」の意味・読み・例文・類語

とろ‐くさ・い

[形][文]とろくさ・し[ク]のろい。まだるっこい。「―・い仕事ぶり」

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精選版 日本国語大辞典 「とろくさい」の意味・読み・例文・類語

とろ‐くさ・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]とろくさ・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「くさい」は接尾語。「とろい」の強調語 ) なまぬるい。まだるっこい。また、ばかばかしい。
    1. [初出の実例]「何さ、とろくさい、御坊(おぼん)、何と唐人天竺の人は、ぢごくへおち申さぬか」(出典咄本・軽口機嫌嚢(1728)三)
    2. 「今更こんな事をいふも鈍言(トロクサイ)が」(出典:洒落本・南遊記(1800)四)

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