とんやれ節(読み)とんやれぶし

百科事典マイペディア 「とんやれ節」の意味・わかりやすい解説

とんやれ節【とんやれぶし】

明治維新のころ江戸に向かった倒幕軍が歌った歌。西欧影響を受けた軍歌はしり品川弥二郎作詞,作曲者は大村益次郎とも祇園芸者君尾とも伝えられる。歌い出しの〈宮さん宮さん〉の句で有名

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世界大百科事典(旧版)内のとんやれ節の言及

【軍歌】より

…ときには戦友の死への悲しみを歌った悲痛な歌も軍歌といわれる。日本最初の軍歌は明治維新期における東征軍の進軍歌《トンヤレ節》(品川弥二郎の作と伝えられる)であり,はやしことばを入れた俗謡調であった。《新体詩抄》(1882)掲載の外山正一作《抜刀隊の歌》に陸軍軍楽隊雇教師フランス人ルルーが作曲した歌(1885)が初期の代表作だが,これも軍隊で歌われているうちに俗謡風に変化した。…

※「とんやれ節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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