はしり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「はしり」の意味・わかりやすい解説

はしり
はしり / 走り

「はしり物」ともいい、魚菜などのそれぞれの季節より早めに出るものをいう。浅春ワラビを早厥(さわらび)、晩春ころマツタケを早松(さまつ)といい、これらの時期はずれに早くとれるものは珍しくはあるが、味は概していまひとつというものが多い。それに、いまは施設園芸大半の野菜類は季節に関係なく一年中生産されているので、季節感が薄くなっている。回遊魚は、たとえば相模灘(さがみなだ)のカツオ新緑のころ、房総沖のサンマ晩秋のころのものとされていた。正月の九州のカツオ、7月の北海道沖のサンマは各地に輸送されると、それをその地方では「はしり物」としている。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

半夏生の用語解説を読む