どたばた喜劇(読み)ドタバタキゲキ

デジタル大辞泉 「どたばた喜劇」の意味・読み・例文・類語

どたばた‐きげき【どたばた喜劇】

こっけいなせりふや、大げさなしぐさで客を笑わせる喜劇。あちゃら芝居スラップスティック

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精選版 日本国語大辞典 「どたばた喜劇」の意味・読み・例文・類語

どたばた‐きげき【どたばた喜劇】

〘名〙 騒がしく走り回ったり、滑稽なしぐさをするなど、登場人物の動きを主にしたギャグで人を笑わせる喜劇。荒唐無稽な設定で人を笑わせる劇。スラプスティックコメディ。どたばた。〔古川ロッパ日記‐昭和一三年(1938)一月五日〕

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世界大百科事典(旧版)内のどたばた喜劇の言及

【スラプスティック】より

…slap(ぴしゃりとたたく)とstick(棒きれ)の合成語で,激しくそうぞうしい動き,誇張された演技,そのほか茶番めいた場面やせりふが特徴の〈どたばた喜劇〉のこと。もともとはイタリアのコメディア・デラルテ(即興仮面喜劇)に由来するものともいわれ,パントマイム(無言劇),バーレスク(道化芝居),ボードビル(寄席演芸),あるいはミュージック・ホール(軽演芸場)の道化役が相手役をたたくのに用いた竹の棒,または,しなやかな2枚の板を合わせた棒のことであった。…

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