現代外国人名録2016 「ドナルドフェーゲン」の解説
ドナルド フェーゲン
Donald Fagen
- 職業・肩書
- 歌手,キーボード奏者
- 国籍
- 米国
- グループ名
- グループ名=スティーリー・ダン〈Steely Dan〉
- 学歴
- バード大学
- 受賞
- グラミー賞(最優秀録音賞)〔1977年〕「エイジャ」
- 経歴
- 1967年ニューヨーク郊外のバード大学でウォルター・ベッカーと知り合い、共にいくつかのバンドに参加しながら作曲を行う。大学卒業後もベッカーとのコンビで映画音楽やダンスビデオの曲作りに携わる傍ら、ジェイ&アメリカンズのバックミュージシャンとして活動。’71年ベッカー、デニー・ダイアス、ジェフ・バクスター、デビッド・パーマーらとスティーリー・ダンを結成。’72年ファーストアルバム「キャント・バイ・ア・スリル」でデビューし、シングル「ドゥ・イット・アゲイン」が全米6位のヒットとなった。バンドではキーボード奏者として活躍する一方、ジャズに影響された複雑な曲作りを得意とし、独特なサウンドを構築。のちボーカルも手掛ける。’73年「カウントダウン・トゥー・エクスタシー」、’74年「プレッツェル・ロジック」と立て続けに傑作アルバムをリリースし、トップグループの仲間入りを果たしたが、より高い音楽性を追求するためベッカー以外のメンバーを脱退させて2人組となる。また、ロック界だけでなくジャズやフュージョンから多くのセッションミュージシャンを起用して音楽を洗練させ、’77年の「エイジャ」でグラミー賞最優秀録音賞を受賞。’80年アルバム「ガウチョ」を最後にコンビを解消してからはソロミュージシャンとして活動し、’82年初のソロアルバム「ナイトフライ」を発表、大ベストセラーに。のち映画などでの作曲や、ニューヨーク・ロックアンド・ソウル・レビューへの参加など多方面に活躍するが、’90年久々にベッカーとコンサートで共演したのを機にコンビを復活。’93年ベッカーをプロデューサーに迎え、11年ぶりにセカンドアルバム「カマキリアド」をリリース。’94年にはスティーリー・ダンを再結成して初の来日公演を行い、2000年には同バンド名義では20年ぶりのアルバムとなる「トゥ・アゲインスト・ネイチャー」を発表。2006年サード・ソロアルバム「モーフ・ザ・キャット」をリリース。2007年スティーリー・ダン名義で7年ぶり4度目となる来日公演を行う。2012年4枚目のソロアルバム「サンケン・コンドズ」をリリース。夫人は元ニューヨーク・ロックアンド・ソウル・レビューのリービー・タイタス。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報