ドライケミストリー(その他表記)dry chemistry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドライケミストリー」の意味・わかりやすい解説

ドライケミストリー
dry chemistry

液体試薬を用いず,乾燥状態の試薬を含ませたフィルムなどに液体状の検体を触れさせ,反応を起こさせることで成分を測定する検査方式。複雑な器具が不要で廃液を出さないなど簡便であり,検査結果も即時的に出るため,臨床医学において広く用いられている。たとえば,患者血清中の糖,脂質蛋白質酵素などの成分を定量するとき,検査フィルムの上に少量の血清を点着すれば,その発色濃度からそれぞれの成分の含量を知ることができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む