化学辞典 第2版 「ドリトルの粘度式」の解説
ドリトルの粘度式
ドリトルノネンドシキ
Doolittle's viscosity equation
低分子液体の粘度の実験からDoolittleが導いた(1951年)粘性率ηに関する式で,次式で表される.
ここで,vf は自由体積,v0 は占有体積,A,Bは定数である.すなわち,液体の粘度は,液体の自由体積に依存するという粘度式である.自由体積が温度上昇に比例して増加するとすれば,このドリトルの粘度式から,WLF式を簡単に誘導することができる.[別用語参照]アンドレードの粘度式
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報