ドルドーニュ県(読み)ドルドーニュ(英語表記)Dordogne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドルドーニュ県」の意味・わかりやすい解説

ドルドーニュ〔県〕
ドルドーニュ
Dordogne

フランス南西部,アキテーヌ地域 (レジオン) の県。県都ペリグー。ペリゴール地方,マシフサントラル (中央山地) 西縁からアキテーヌ盆地にかけて広がる。南部をドルドーニュ川が西流し,多くの支流が流れる。北東部の丘陵地帯を除いて石灰岩台地。ベゼール川流域は,旧石器時代後期の遺物,遺跡の宝庫といわれ,クロマニヨン人化石,ラスコー遺跡などが発見された。豊かな農業県で,コムギトウモロコシ,タバコなどを栽培し,ウシヒツジブタ,ニワトリなどを飼育する。フォアグラ (ガチョウのレバペースト) を特産。各都市に軽工業が立地する。面積 960km2。人口 38万 6365 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android