ドルドーニュ川(読み)どるどーにゅがわ(英語表記)la Dordogne

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドルドーニュ川」の意味・わかりやすい解説

ドルドーニュ川
どるどーにゅがわ
la Dordogne

フランス南西部の川で、ガロンヌ川支流全長472キロメートル、流域面積2万4000平方キロメートル。マッシフ・サントラル(中央群山)北部、クレルモン・フェラン南西方のピュイ・ド・サンシー山北麓(ほくろく)に発し、オーベルニュ山地の間を多くのダムによる人工湖を経て西南流し、アキテーヌ盆地に出る。盆地に出てからは西流し、ベルベラック、リブールヌを経て、ガロンヌ川に合流し、河口部分は名称を変えてジロンド川となる。上流は電源開発が行われ、中・下流域は先史遺跡(洞穴壁画、ネアンデルタール人骨の出土)のあることで有名。

高橋 正]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドルドーニュ川」の意味・わかりやすい解説

ドルドーニュ川
ドルドーニュがわ
Dordogne

フランス南西部を流れる川。全長 472km。マシフサントラル (中央山地) 最高峰ピュイドサンシー (1886m) に源を発し,ボルドー北方約 26kmでガロンヌ川に合流し,ジロンド川三角江を経てビスケー湾に注ぐ。河口から 180kmまでは水上交通が盛ん。上流域にはシャスタン,ボールなどのダム,発電所がある。

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