日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドン・ムアン空港」の意味・わかりやすい解説
ドン・ムアン空港
どんむあんくうこう
Don Muang Airport
タイの首都バンコク郊外にある空港。同市都心部の北東約25キロメートルに位置する。旧称はバンコク国際空港Bangkok International Airportであったが、2007年に現在の名称となった。1914年軍用飛行場として開設、1948年以降、民間定期便の発着が始まった。長さ3700メートルと3500メートルの滑走路2本を有し、空軍基地も併設されている。2005年の年間利用客数は3898万5000人。かつてはヨーロッパ―東アジア、ヨーロッパ―オーストラリア間の幹線航空路の中継点として重要な位置を占めていた。しかし、2006年9月にバンコクにスワンナプーム国際空港が開港し、ドン・ムアン空港は主として国内線が利用するようになった。
[青木栄一・青木 亮]