日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナガ丘陵」の意味・わかりやすい解説 ナガ丘陵ながきゅうりょうNaga Hills ミャンマー(ビルマ)北西部の山地。北はパトカイ山脈、南はチン丘陵、アラカン山脈へ続き、インドとインドシナとの自然の分界をなす。本体はむしろインドのアッサム地方にまたがる。最高点はインドとの国境にあるサラマティ山(3829メートル)。「丘陵」と称するものの高山性山地で第三紀褶曲(しゅうきょく)により形成され、多数の縦谷、横谷を含む。太平洋戦争で日本軍はこれを越えてインドのインパールへ侵攻した。チベット・ビルマ系のナガ人が居住している。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のナガ丘陵の言及 【アラカン[山脈]】より …南北の距離は1100kmもあるが,東西の幅は最も広い所で240kmしかない。山脈の北部はナガ丘陵,中部はチン丘陵と別称される。行政的には北部がサガイン管区,中部はチン州,南部はアラカン州にそれぞれ所属する。… ※「ナガ丘陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by