なぎさ現象(読み)なぎさげんしょう

最新 地学事典 「なぎさ現象」の解説

なぎさげんしょう
なぎさ現象

shore phenomenon

軟弱な地層からなる堆積盆の縁辺部で地震動増幅共振等により激しくなる現象。「なぎさ」とは,軟弱な地層を海水になぞらえ,波浪がやってきたとき波打ちぎわで激しく複雑に動くことに対応させた言葉。遠距離型の大地震による長周期の地震波動や堆積盆の特徴などが複雑に関係する。北イタリアのフリウリ地震(1976),メキシコ地震(1985),ロマプリエタ地震(1989),ロサンゼルス・ノースリッジ地震(1994)などでこの現象による被害がみられた。伯野元彦ほか(1992)命名

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「なぎさ現象」の意味・わかりやすい解説

なぎさ現象
なぎさげんしょう

地下水位が高く軟弱な基盤では,地震によって強い振動を受けると,液状化現象を起して被害が大きくなることが知られているが,この傾向は軟弱な基盤のうちでも強固な基盤との接触境界あたりで特に強く起るため,なぎさ現象と呼ばれることがある。 1989年 10月 17日にサンフランシスコ周辺で発生したロマプリエタ地震 (サンフランシスコ湾岸地震ともいう) のマリーナ地域は海岸の埋立地であったために,なぎさ現象による建物被害が発生したという。

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