ナクラ隕石(読み)ナクラいんせき

最新 地学事典 「ナクラ隕石」の解説

ナクラいんせき
ナクラ隕石

Nakhla meteorite

1911年6月28日エジプトのアレクサンドリア付近に落下したきわめてユニークな隕石。総重量約40kɡ。大きさが20ɡから最大1,813ɡの約40個が回収された。透輝石を主とし,かんらん石とごく少量の斜長石,アルカリ長石と磁鉄鉱を含み,火成岩的組織を示す超苦鉄質の輝岩。Caに富むエコンドライトのナクライトに属する。ナクラ隕石は火星起原とされるSNC(スニツク)隕石の一つで,含水珪酸塩鉱物の一種イディングス石を含む。形成年代は約13億年である。ナクラ隕石は世界の著名な博物館に保管・展示されているが,その総重量は原重量の1/10程度である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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