現代外国人名録2016 「ナフィスサディック」の解説
ナフィス サディック
Nafis Sadik
- 職業・肩書
- 小児科医,産婦人科医 元国連人口基金(UNFPA)事務局長
- 国籍
- パキスタン
- 生年月日
- 1929年8月18日
- 出生地
- インド・ジャウンプール
- 専門
- 人口問題, 家族計画
- 学歴
- ロレット大学(インド),カルカッタ医科大学
- 学位
- 医学博士
- 経歴
- カルカッタ医科大学から米国ジョンズ・ホプキンズ大学に留学。留学中にパキスタン陸軍将校と結婚。帰国後、1954〜63年パキスタン陸軍病院に産婦人科医として勤務。’64年パキスタンの健康・家族計画委員会委員長、’71〜72年国連人口基金(UNFPA)アドバイザーを経て、’87年UNFPA事務局長に就任。’89年5月の「世界人口白書」では「人口問題に果たす女性の役割」をテーマにし、女性の教育水準を高め、家庭内や社会の中での発言権を強めることが、人口爆発を防ぎ、環境をよくする早道であると強調。’94年国連の国際人口・開発会議では“女性が出産を自由に決めたい”と主張し、議論を呼ぶ。2000年12月退任。2002年より国連アジア太平洋地域HIV/AIDS問題特使を務める。著書に「Population Policies and Programmes:Lessons learned from Two Decades of Experience」(1991年)などがある。’89年、’91年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報