…56年日ソ国交回復と国連への加入が実現し,国際社会に日本が正式に復帰したことにより,貿易が拡大した。1955年以来の好況は57年,58年にいったん〈なべ底景気〉を迎えるが,59年には設備投資の増加,耐久消費財の大幅な普及によってふたたび好況に転じ,59年後半期から60年後半期にかけては,〈岩戸景気〉といわれる活況を呈していた。 自由民主党結成以後の鳩山,岸信介両内閣は,憲法改正,再軍備を目標とし,占領下の吉田茂政治を否定し,戦前の軍事大国への復帰をめざす政策を進めた。…
※「鍋底景気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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