旺文社世界史事典 三訂版 「ナポリ革命」の解説
ナポリ革命
ナポリかくめい
復古政策をとるスペイン系ブルボン朝が復活した南イタリアの両シチリア王国では,カルボナリによる革命運動が高揚した。1820年のスペイン革命に刺激を受け,同年7月ナポリ近郊で兵士を含む反乱が始まると,国王は一院制にもとづく立憲君主制を定めた憲法の発布を約束した。革命はシチリアにも拡大したが,カルボナリ内部の足並みもそろわず,オーストリアの介入によって1821年3月に敗北した。
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