にち(読み)ニチ

デジタル大辞泉 「にち」の意味・読み・例文・類語

にち

《動詞「にちる」の連用形から》言いがかりをつけて、ねだること。ゆすること。
博奕の場ににじり込みて―を言うても」〈浮・二十不孝・一〉

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「にち」の意味・読み・例文・類語

にち

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「にちる」の連用形の名詞化 ) 問い責めること。いいがかりをつけてねだること。ゆすること。
    1. [初出の実例]「博奕の場に(にじりこみ)(ニチ)をいふても口過なるまじき骸躰(からだ)にあらず」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)一)

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