ニワスギゴケ(読み)ニワスギゴケ(その他表記)Pogonatum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニワスギゴケ」の意味・わかりやすい解説

ニワスギゴケ(庭杉苔)
ニワスギゴケ
Pogonatum

セン類スギゴケ科の1属で,一般には単にスギゴケと称して本属のもの以外のセン類をも含めて呼ぶことが多い。茎は細いが円柱状でほぼ直立する。披針形で無柄の葉がそのつけ根で茎を抱くようにしながら密生している。雌雄異株で,それぞれ蘚体の頂部近くの葉脈造卵器および有柄の造精器を生じる。受精した造卵器内の卵は胚となり,伸長するとともに頭部は太くなり,かつ分化して 蒴となる。 蒴の頂部は蘚蓋という蓋状の構造になり,のちにはずれる。胞子は内部中央の柱軸のまわりに生じる。オオバニワスギゴケ (セイタカスギゴケ) ,カギバニワスギゴケ,チヂレバニワスギゴケなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む