本属(読み)ホンゾク

デジタル大辞泉 「本属」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぞく【本属】

本来、所属していること。「本属の長」
律令制で、その人の本籍の地の役所。また、その人の生まれ育った家や土地

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精選版 日本国語大辞典 「本属」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぞく【本属】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 本来所属していること。
  3. 令制で、その人の本籍の地の官司国衙郡衙
    1. [初出の実例]「如有死者、且加埋葬、録其姓名、報本属也」(出典:続日本紀‐和銅五年(712)正月乙酉)
  4. 令制で、その人の生まれ育った家や土地。
    1. [初出の実例]「朱云。〈略〉然則於家人奴婢等。本所生長之国。称本属耳。〈略〉古記云。〈略〉欲本生父母家。亦為本属」(出典:令集解(701)戸)

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