ニンマーザット(その他表記)Nimmersatt

改訂新版 世界大百科事典 「ニンマーザット」の意味・わかりやすい解説

ニンマーザット
Nimmersatt

ドイツで,〈異常な大食らい〉〈呑兵衛(うわばみ)〉〈飽くなき貪欲〉といった意味のあだ名。〈ハンス・ニンマーザット〉とも言う。《ライネケ狐》にすでに用例がみられるが,一般的になるのは,1663年にウィーン外堀で捕らえられた大型の珍鳥が,1度に4kgもの魚を平らげ〈ニンマーザット〉と呼ばれて以来のことらしい。これによってペリカンに似た餌袋をもつコウノトリ科のこの鳥(イビス)は,小アジアアナトリア)では群れをなして池の水を飲み干し魚を捕るという風聞が広まった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 新井

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む