ぬかりん

精選版 日本国語大辞典 「ぬかりん」の意味・読み・例文・類語

ぬかりん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く、「と」を伴って、また、「ぬかりんで」の形でも用いられる )
  2. 何くわぬ顔つきをしてとぼけるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「『どふそ御出被成ませ』(しばらくかんがへ)『イイイイ、ぬかりんとしたつらで行ふ』」(出典:洒落本・歌妓琴塩屋之松(1783))
  3. うっかりとして油断するさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ぬかりんでいた来伝、此ときさてはと気がつきむっと成」(出典:洒落本・取組手鑑(1793))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android