ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌマコダキガイ」の意味・わかりやすい解説 ヌマコダキガイPotamocorbula amurensis 軟体動物門二枚貝綱クチベニガイ科。殻長 2.5cm,殻高 1.8cm,殻幅 1.2cm。殻は厚質堅固,卵形で,右殻は左殻より多少大きく,右殻の腹縁は左殻の腹縁を抱く形になる。殻表は灰白色で,淡黄色の殻皮がある。前縁は丸みがあり,後縁は多少狭くなる。内面は白色で,外套線は彎入しない。本州北端の下北半島,北海道からシベリア,朝鮮半島に分布し,汽水湖沼にすむ。地質時代には関東地方より東シナ海など,現在より南方にも分布していた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by