ねびきのかどまつ

精選版 日本国語大辞典 「ねびきのかどまつ」の意味・読み・例文・類語

ねびきのかどまつ

[一] (寿の門松) 浄瑠璃世話物。三段。近松門左衛門作。享保三年(一七一八)大坂竹本座初演。俗謡に歌われた山崎与次兵衛と新町の太夫吾妻との恋に、難波屋与平の義侠心などをとり入れて脚色。父の山崎浄閑と嫁お菊の父治部右衛門との愛情論争を中心とする「山崎の段」が名高い。山崎与次兵衛寿の門松。
[二] (根曳の門松) 一中節。宮古路豊後掾(ぶんごのじょう)作曲。享保七年(一七二二)大坂嵐座初演。(一)の下の巻、藤屋吾妻と山崎与次兵衛の道行を改作した曲。豊後掾が都国太夫半中と称したときの作曲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android