日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ノイシュバーンシュタイン城のいしゅばーんしゅたいんじょうNeuschwanstein ドイツ語 ドイツ南部、フュッセンの近くにある擬古城。「新白鳥城」という意味。中世文化の賛美者だったバイエルン王ルートウィヒ2世が1865年に着工し、86年にほぼ完成したところで移り住んだが、102日後に狂気のゆえをもって廃位され、その3日後にビュルム湖で謎(なぞ)の水死を遂げた。この城は遠くから見ると尖塔(せんとう)が並び立ちロマンチックな感じを与えるが、城内に入ると華麗なばかりで、城という実感はない。[紅山雪夫] ノイシュバーンシュタイン城 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例