ノトサウルス(その他表記)Nothosaurus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノトサウルス」の意味・わかりやすい解説

ノトサウルス
Nothosaurus

三畳紀前期から後期にかけての,ヨーロッパ,アジア,アフリカなどの海にいた爬虫類鰭竜 (きりゅう) 目の絶滅属。肩や腰の腹側の骨のつくりががんじょうで首と尾が長い。四肢も長いが,鰭脚に変形している。四肢や足が強いので,アシカアザラシのように,上陸して動き回ることができた。指に水かきの保存されている化石も発見されていて,泳ぎは上手であったと思われる。頭骨は比較的小さく平たい。多数の鋭い歯をもっている。魚を見つけると,ワニのように泳いでいって捕食した。ノトサウルスとその仲間は陸生爬虫類から進化したと考えられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノトサウルス」の意味・わかりやすい解説

ノトサウルス
のとさうるす

偽竜

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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