最新 地学事典 「ノンテクトニック構造」の解説
ノンテクトニックこうぞう
ノンテクトニック構造
nontectonic structure
構造運動によらず,地表面(海底面を含む)に近い場所で,重力の大きな影響の下に形成された地質構造。Billings(1954)は堆積構造などを含む広範な褶曲や断層などをノンテクトニック構造と捉えた。日本では1990年代後半から,特に応用地質学分野でノンテクトニック構造の検討が盛んになってきた。ノンテクトニック構造としては,地すべりなどの重力運動に伴う断層や褶曲,地表面付近で形成されるシーティングなどの節理,地震動や火山活動によって生じる断層,地盤沈下や岩石岩盤の膨張,空洞形成に伴う断層といったものがある。参考文献:永田秀尚(2018) 地質雑,Vol.124:899
執筆者:永田 秀尚
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

