堆積構造(読み)たいせきこうぞう

最新 地学事典 「堆積構造」の解説

たいせきこうぞう
堆積構造

sedimentary structure

堆積過程や堆積直後の未凝固の段階で堆積物中に形成された肉眼で認識可能な構造。構成粒子の形状・円磨度・粒度・ファブリックなど,粒子の大きさのオーダーの特徴である組織とは規模の点で異なるが,両者の境界は必ずしも明瞭でない。大別して,堆積時ないしそれとほぼ同時に形成される初生的堆積構造(primary sedimentary structure)と,堆積後に形成される二次的(後生的)堆積構造(secondary sedimentary structure)とがある。初生的堆積構造には,成層構造や葉理・級化成層など地層の内部に発達する内部堆積構造と,流痕やリップルなど地層面に発達する表面堆積構造とがある。二次的堆積構造には,荷重痕やコンボルート葉理,脱水構造,砕屑岩脈などの変形構造,生物の活動によってつくられる構造,ノジュールなど化学的作用によってつくられる構造が含まれる。なお,脱水構造や生物起原の構造などは初生的堆積構造に含められることもあり,両者の境界は明確には決めがたい。堆積構造は,堆積物の運搬・堆積の機構を推定する材料となり,また,堆積物を供給・再移動させた流れの方向の推定や地層の上下判定に重要である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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