ハイドロタルク石(読み)ハイドロタルクせき

最新 地学事典 「ハイドロタルク石」の解説

ハイドロタルクせき
ハイドロタルク石

hydrotalcite

化学組成Mg6Al2(CO3)(OH16・4H2Oの鉱物。3Rと2Hポリタイプがある。三方晶系,空間群, 格子定数a0.6151nm, c4.651, 単位格子中3分子含む。葉片状,繊維状結晶。白色,透明,真珠~ろう光沢。劈開{0001}に完全。硬度2,比重2.0。薄片では無色,屈折率ω1.526, ε1.523, 一軸性負。Mgの位置はNiで,Alの位置はCr3, Mn3, Fe3で置換され,同構造のハイドロタルク石上族,ハイドロタルク石族を形成。Mg-Cr(スティヒト石),Mg-Mn(デソーテルス石),Mg-Fe(パイロオーロ石),Ni-Al(タコバイト,takovite),Ni-Fe(リーブス石,reevesite)が含まれる。蛇紋岩の割れ目,滑石片岩中にふつうに産する。名称は化学組成や物理性が滑石に似て,結晶水を含んでいることから命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内のハイドロタルク石の言及

【水酸化鉱物】より

…なお,類縁鉱物としては,水酸基とともにCO3を含有する種や,水分子を含有する種もある。例えば,ハイドロタルク石hydrotalcite Mg6Al2(OH)16CO3・4H2Oなどである。【湊 秀雄】。…

※「ハイドロタルク石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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