パイロオーロ石(読み)パイロオーロせき

最新 地学事典 「パイロオーロ石」の解説

パイロオーロせき
パイロオーロ石

pyroaurite

化学組成・の鉱物。三方晶系,空間群, 格子定数a0.619nm, c4.654, 単位格子中3分子含む。板状,繊維状結晶。ふつう黄~褐色,ほかに無,銀白,緑色,透明,ガラス~脂肪光沢。劈開{0001}に完全。硬度2.5, 比重2.12。薄片では無~淡黄色,屈折率ω1.564, ε1.543, 一軸性負。Mgの位置はNiで,Fe3+の位置はAl, Cr3+, Mn3+で置換され,同構造のハイドロタルサイトグループを形成。ショグレナイト(sjögrenite, 六方型)とは同質異像。蛇紋岩の割れ目,低温熱水脈中にふつうに産する。同様の産状でMn3+>Fe3+のデソーテルス石(desautelsite)とは外観も酷似して肉眼での識別不可。名称は熱すると金のように見えることから,「火」と「金」を意味するギリシア語に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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