ハウィー石(読み)ハウィーせき

最新 地学事典 「ハウィー石」の解説

ハウィーせき
ハウィー石

howieite

化学組成Na(Fe, Mg, Al)12(Si6O17)2(O, OH)10の鉱物。三斜晶系,空間群,格子定数a1.017nm, b0.972, c0.956, α91.3°, β70.7°, γ109.0°, 単位格子中1分子含む。針状~刃状~葉片状結晶。暗緑~黒色,ほとんど不透明,真珠~亜金属光沢。劈開{010}に良好,{100}に明らか。硬度未決定,比重3.38。薄片では淡金黄~くすんだ緑~黒褐色,屈折率α1.701, β1.720, γ1.734, 2V(-)65°, 光分散v>r強。Mn>Feのものが種山石で,固溶体を形成。Fe3+が多くなることがあり,OHの一部をOで置き換え電荷調整する。鉄・マンガンに富む珪質岩が中~高圧変成作用を受けて生成。米国カリフォルニア州Mendocino郡Laytonvilleのフランシスカン変成岩中に産し,しばらくスティルプノメレンと誤認されていた。日本では,高知県吾川郡いの町の黒瀬川変成岩中に産出。名称は英国人鉱物学者R.A.Howieにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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