ハナビラタケ(読み)ハナビラタケ(その他表記)Sparassis crispa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナビラタケ」の意味・わかりやすい解説

ハナビラタケ(花弁茸)
ハナビラタケ
Sparassis crispa

担子菌類ヒダナシタケ目ホウキタケ科。針葉樹の切り株や枯れた木の生えぎわなどに生える。子実体は肉質で基部は太い茎となり,数回枝分れして頂部は平らになる。その形はハボタンの葉のようで,縁は波打っている。全体の直径は 10~30cmで,白色から黄白色をしている。この花弁状の枝の下面に子実層を生じる。この菌は材の芯腐れを起す。食用となる。日本の北海道,本州四国,およびヨーロッパ,北アメリカ,オーストラリアに分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android