普及版 字通 の解説
19画
[字訓] あしうら・あしあと
[字形] 形声
声符は番(はん)。番は獣掌の象形字。は〔説文〕にみえず、〔爾雅、釈獣〕に貍・の足をとし、〔広雅、釈獣〕に「足なり」というが、その足うらをいう。番がその初文。〔左伝、文元年〕「王、熊をして死せんとふ」とあり、熊掌はことに珍味のものとされた。
[訓義]
1. あしうら、けもののあしうら、たなうら。
2. あしあと。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 タナココロ・タナウラ 〔字鏡〕 フマシム・タナウラ
[熟語]
踞▶・跚▶
[下接語]
禽・虎・柔・掌・食・熊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報