デジタル大辞泉プラス 「ハンダマ」の解説 ハンダマ 沖縄や九州、奄美の島々に自生するキク科の多年草。自家栽培もある。葉の表は濃い緑色で、裏は赤紫。独特のぬめりがある。熱帯アジアの原産で、オランダ、中国から九州に伝わったとされるが詳細は不明。熊本の水前寺から広まったとの説があり、和名を「水前寺菜」という。「春玉」とも。「ハンダマ」の名は和名の「春玉」がなまったものとの説もある。離島地域では「パルダマ」「パンダマ」などともいう。金沢地方で生産される加賀伝統野菜の「金時草(きんじそう)」も同じ品種。天ぷらやおひたし、炒め物、酢味噌和えなどにして食する。鹿児島県では「かごしまの伝統野菜」に認定されている。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報