ハーリド・イブヌル・ワリード(その他表記)Khālid ibn al-Walīd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ハーリド・イブヌル・ワリード
Khālid ibn al-Walīd

[生]?
[没]642. ヒムス
初期イスラム時代のアラブ部将。「神の剣」とあだ名された。第1代カリフ,アブー・バクル (在位 632~634) のとき離反したアラブ部族を平定し,633年5月にアラブの遠征軍を率いてイラクヒーラを征服し,次いで 635年9月にはシリアダマスカス,バールバック,ヒムス,ハマーを陥れた。さらに翌年8月ヤルムークの戦いでビザンチン軍に大勝したが,第2代カリフ,ウマル1世にうとまれ,失脚した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 戦い

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む