20世紀日本人名事典 の解説
バイニング エリザベス・グレイ
Vining Elizabeth Gray
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1902年10月6日
- 没年
- 1999年11月27日
- 出生地
- ペンシルベニア州フィラデルフィア
- 旧姓(旧名)
- グレイ
- 別名
- 筆名=グレイ エリザベス・ジャネット〈Gray Elizabeth Janet〉
- 学歴〔年〕
- ドレクセル大学大学院修了
- 主な受賞名〔年〕
- ニューベリー賞〔’42年〕「旅の子アダム」,生涯業績賞(フィラデルフィア市立自由図書館)〔’90年〕
- 経歴
- 図書館学を学び、1925年サウス・カロライナ大学図書館司書。’29年結婚。’33年夫と死別後作家活動に入り、主に児童文学を多数手がけ、’42年「旅の子アダム」を発表。’46年来日、学習院で英語を教え、また皇太子(今上天皇)の英語教師を5年間担当、英語だけでなく人格形成にも影響を与えた。’69年ベトナム戦争反対の座り込みで逮捕されたこともある平和主義者。帰米後’52年に「皇太子の窓」を発表、ベストセラーになった。’59年の皇太子の結婚式にも外国人としてただ一人招待された。’70年自伝を出版、’89年「天皇とわたし」として日本語抄訳されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報